18日間の長い選挙戦、その最終盤で衝撃的な事件が起きました。
安倍元総理が演説中に銃で撃たれ、搬送先の病院で亡くなったのです。
街頭演説中の銃撃という、「言論」を暴力によって封殺する行為は、民主主義の根幹を否定するものであり、断じて許すことができません。私は参議院議員になろうとする者として、また一国民としても、今回の事件を最大限の言葉で非難します。
お亡くなりになった安倍元総理のご冥福を心からお祈りいたします。

しかし、悲しんでばかりはいられません。選挙戦は残すところ今日一日のみ。テロ行為に屈することなく、全身全霊をかけて最後の最後まで戦い抜きます!

さて私、赤松健は28年もの間、マンガを描き続けてきました。その中で、「赤松健のマンガで心が救われた」、そのような言葉をいただくことがあり、私の大きな原動力になってきました。
実は、私も、子どもの頃からさまざまなマンガに心を支えられてきました。また、受験で辛いときにはアニメにも助けられました。そして、仕事で苦しいときにはゲームにも癒されてきました。

マンガ・アニメ・ゲームがあったからこそ、これまでやってこれた。本当にそう思います。
皆さんもマンガ・アニメ・ゲーム(または小説や映画なども)で心救われた経験が一度はあるのではないでしょうか?

悲しいときや辛いとき、苦しいとき、創作物は我々を救ってくれます。
創作物には、人を救うパワーがあるのです。


私は今回の参院選に関して、全47都道府県で街頭演説をさせていただきましたが、日本各地で聴衆の方々に言われた言葉が2つあります。

一つは「表現の自由を守ってください!」です。
そしてもう一つが、「赤松健のマンガで心が救われた」です。「受験のとき『ラブひな」に助けられました!」「孤独だったころ『ネギま』で命をつなぎました!」等、多くの言葉をいただきました。


これらの言葉を受けて、私は今、決意を新たにしています。

(1)粉骨砕身で表現の自由を守りぬく
と共に、
(2)政治家として、悲しさや辛さ、苦しさ、不安や孤独孤立に寄り添い支える
という決意です。

これまで漫画家としてやってきたことですが、これからは政治家としても、これらに全力で取り組んでいきたい、そう強く思っています。
それにはまず、今回の参院選で当選し、政治の世界に入らなくてはいけません。

ぜひ、皆様のお力で、赤松健を国会に送り出してください!
私には特定の支持団体が無く、派閥にも入っていません。支持団体や派閥があれば、数万単位の固定票が期待できる場合もありますが、私には固定票は一切ありません。全てが浮動票であり、ゼロからのスタートです。

なぜ特定の支持団体から支援を受けたり派閥に入ったりしないのか。それは「表現の自由を守り抜く」ためです。選挙の際に支持団体や派閥の支援を受けて大きな借りをつくってしまえば、それらの意向を無視することはできず、信念を貫くこともできなくなる。最後の最後で表現の自由を守ることはできなくなってしまう、と考えています。

極めて厳しい選挙戦でしたが、最終日を迎え、とうとうあと一歩のところまでやってきたという確信があります。全47都道府県での街頭演説でいただいた声援、ネット選挙で日本中の皆様から届けていただいた応援、それが確かな実感を与えてくれています。

しかし本当にあと一歩、あと一歩が足りません!
何とかご家族やご兄弟、お知り合いの方を誘って投票所へ足を運び「赤松健」とお書き下さい。
決して「誰かが行くだろう」とは思わず、あなたに行ってほしいのです。

当選した暁には、当選したその瞬間から、政治家としても、「表現の自由を守り抜く」、「悲しさや辛さ、苦しさ、不安や孤独孤立に寄り添い支える」ための取組みをはじめます。

ぜひあなたの力で、一票で、赤松健を政治家としても活躍させてください。
是非ともよろしくお願いします!

令和4年7月9日
参議院議員候補
赤松 健